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当院のこだわり こだわり-その1 ほとんどの診療行為を、院長である自分が行います。削った歯の型採り、歯石除去、簡単な銀歯のセット、仮歯作り、石膏流し等、女性スタッフに任せてよいことも、私自らがやるようにしています。 自分でやらないと気がすまないのです。 こだわり-その2 削った歯の型採りは、私自身が納得いくまで何回でも行います。 ２回３回とやりなおしをすれば、患者さんがつらいのはわかっております。 申し訳ないのは百も承知です。それどころか、せっかく型採りをして石膏模型を 作ったのに、それが気に入らなくて、患者さんにまたわざわざ来ていただいて、 再び型採りをしたことすらあります。型採りは全ての基本です。それを元に技工物を作るのですから、 いい加減な型では、いい加減な物しかできません。もちろん、一発で良い型が採れるよう最新の注意を払います。 こだわり-その3 型採りをする材料は、言ってみれば生ものです。正確な型を採っても、 すぐ石膏を流して模型を作らなければ、精度に影響がでてきます。型採りした物がいくつかたまって、 一気に石膏を流したほうが、材料も無駄にならず効率も良いのですが、あくまでも精度にこだわります。 型採りと同時に石膏は流すようにしています。 こだわり-その4 できあがった銀歯や入れ歯は、短時間でセットします。あそこが高い、ここが痛いで、２０分も３０分もかけてあちこち削って調整してセットしたものは、良い技工物とはいえません。 当院では、ある程度時間をかけてもしっくりこない場合は、申し訳ありませんが作り直しをさせていただきます。もちろん作り直しのための料金は派生しません。 こだわり-その5 歯の根っこの治療は丁寧に行います。神経の通っていた通り道である根っこの治療を、 きちんと行うことは大切な基本のひとつです。ここにいれる薬が不充分だと、根の先に膿が溜まったり、歯ぐきが腫れたり、神経を取ったはずなのに咬むと痛い、という症状が出てきたりします。 こだわり-その6 せっかく金属で治した歯が、また虫歯になることがあります。それは、金属と歯との境界線からなることが多いのです。 この境界線が移行的にぴたっとしていないと、食べかすや虫歯菌が留まりやすくなり、結果、そこから虫歯となるのです。 よって、当院では金属と歯との境界線のチェックを厳重に行い、隙間があるようなら作り直しをします。 一度ご自分のお口の中を見て、金属と自分の歯が隙間や段差がなく移行的になっているか、確認してみてください。 こだわり-その7 銀歯などの技工物をセットする前に、歯の消毒を念入りにやります。ADゲルという薬を使い、 歯の表面にこびりついている目に見えない細菌や有機質を溶かします。すると、歯の表面にある 有機質の入り込んでいた無数の小さな穴、象牙細管というものがきれいになります。そこに接着剤の セメントが入り込むことによって、タグ効果が生まれ、より脱離しにくいものとなるのです。 なお、このADゲルという薬は、根っこの中の細菌にも有効なので、根の治療の時にも使用しています。 こだわり-その8 歯を失ったため、その両側の歯を削り、３本ひとかたまりでセットするブリッジ、という治療法があります。 真ん中の歯は両側の歯に支えられているダミーになるわけです。当院では、このダミーと両側の歯のあいだの 隙間を、比較的大きめにしてあります。「隙間が大きいと、物がはさまりやすいではないか」と思われることでしょう。 確かにその通りです。実際、物が入り込まないように、隙間をあまりつけず、金属でびっしり埋めてあるブリッジもあります。 しかし、それでも何かの間違いで物がはさまる時ははさまるのです。さあ、そうなると隙間がない分、 食べかすはなかなか取れません。当院のブリッジの隙間は大きめですから「あれ、またはさまっちゃった。 えい」と歯ブラシや楊枝の一撃で簡単に取ることができます。使いやすさ、メンテナンスも重要である、 と当院は考えているのです。 こだわり-その9 入れ歯の型採りは、できあいの既製のトレーでは行いません。 既製のトレーだと、どうしても歯の部分と歯ぐきの部分に、型採りの材料の厚みの差がでてきます。 それが最終的な入れ歯の適合具合に影響を及ぼすことがあります。型採りの材料の厚みを均一にすることが 大切なのです。そこで当院では、患者さん一人一人専用のトレーを私自ら作って、型採りを行っています。 これは保険、自費の入れ歯を問わず行っていて、少しでも適合の良い入れ歯作りを目指しております。 こだわり-その10 入れ歯の型採りをした次の来院時に、入れ歯が完成していることはありません。 保険、自費の入れ歯に限らず、咬みあわせをみて、試適してみて、チェックを重ねながら、 完成までもっていきます。途中のチェック過程が多いほど、セットの時の調整が少なくて済むからです。 こだわり-その11 とにかく患者さんにわかりやすい言葉で説明します。ここまでこのホームページをご覧になった方は、 お気づきのことと思いますが、なるべく専門用語は使わないようにしています。「あの先生はエライなあ。 難しい言葉ぁ、使って説明してくれるから、何言ってるかさっぱりわからないけど、たいしたもんだ」という時代 でもありますまい。患者さんにわかりやすく、を大切にしています。 当院の弱点？欠点？ 忙しくて時間の読めない方は、せっかく予約していただいても、そのお約束の時間外だと、思い切りお待ちいただくことがあるかもしれません。　 また、当院では「親からもらった歯ほどすばらしいものはない」と考えております。 どんなに完璧に根っこの治療をしても、差し歯の達人、入れ歯の鉄人が作った技工物だとしても、天然歯にはかないません。 「自分の歯が一番」と思っておりますから、なるべく抜いたり、削ったり、歯の神経を取ったりしたくないのです。 よって一か八かで歯を残すこともあります。延々と歯の根っこの治療をすることもあります。 その結果「抜かなかったけど、やはり揺れがひどくて、痛くなってきたよ」とか「何ヶ月も根っこの治療をしたけど、 結局良くならないで抜歯になってしまった。こんなことなら、始めからさっさと抜いてしまえばよかった」という ケースもあるかもしれません。 いたずらに治療を長引かせるつもりはありませんし、明らかに抜歯するしかないという歯はちゃんと抜きます。 しかし「大丈夫かな。まあ、怪しいけど残せればもうけものか」という歯は、今後とも積極的に残していこうと思っています。 患者さんの貴重な時間を、結果として無駄にしてしまう可能性がある、というのが、当院の弱点であり、欠点であるのかもしれません。 COPYRIGHT(C)2009 足立区 歯科　義歯　入れ歯　審美歯科　平木歯科医院 ALL RIGHTS RESERVED.