入れ歯の裏面を、プラスチックより軟らかい生体用シリコーンというクッションで覆った入れ歯・
コンフォートです。
生体用シリコーンの弾性が、入れ歯をグッと咬んだときの歯ぐきにかかる負担をやわらげ、驚くほどの吸着力を発揮します。
そもそも入れ歯は、プラスチックにせよ金属にせよ硬いものです。それが歯ぐきの上にのっています。もし、歯ぐきの肉が薄かったり、歯ぐきの下の骨が盛り上がっていたり尖っていたりしたらどうでしょうか。硬い入れ歯で擦れて、歯ぐきに傷がついてしまいます。素足で板の間に長時間正座させられている、といったところでしょうか。
生体用シリコーンとは、いってみれば歯ぐきの座布団です。硬い入れ歯と歯ぐきの間でクッションの役割を果たし、デリケートな歯ぐきを優しく保護します。
ただ、生体用シリコーンは、カンジタ菌といった汚れが付着しやすいので、専用洗浄剤の使用をお願いしております。