ねじ付き装置で顎を広げる②
2024.12.06
上顎がせまくて、歯がでこぼこに並んでいる時に使います。
土台の上顎を大きくして、歯をきれいに並べかえよう、という作戦ですね。
まず、この矯正装置を上の奥歯にひっかけます。
そしてねじを回転させることによって、床が左右に広がり、ひっかけていた奥歯を押すのです。
すると上顎の中央、くっついていた骨が左右に裂けて、結果上顎が大きくなることになります。
左右のとびらをいちにのさんで開けるイメージですね。
裂けた中央部にはやがて骨組織が添加され骨となり、はいひとまわり大きくなった上顎の完成、となるわけです。
「くっついていた骨を左右に引き裂くのだから、痛くないのだろうか?」
弱い力でじわじわやりますので、たいがい大丈夫ですが、なかには
「夜眠れないほどの激痛だった!」
という方もいらっしゃいます。