予定通り矯正治療が進んだとします。

「いいですね。ここまできれいになったら、あとは自然に任せましょう。まだ乳歯も残ってますが、どうやら抜ける気配もないし、ひとまずブレケットワイヤーを外して、経過観察としましょう」

これはいいのですが、

「よし、きれいに並んだし、乳歯はまだ残っているけど、そろそろ矯正装置取るかな」

の局面で、ぽろっと歯が抜けた場合。

このまま自然に任せても、まず十中八九いい感じで並ぶであろう、と思っても、

「次の生え始めたこの永久歯が、きっちり並ぶまで見届けてほしい」

とたいがいの親御さんはおっしゃります。

まあ、当然ですよね。

かくて治療期間の延長となります。