歯科とは口腔科である③
2025.04.20
「誰がいっぺんに全部やれるようになれ、と言いましたか」
師匠の話は続きます。
「ひとつひとつでいいから、確実に、正確に、自分のものとしていくのです」
今の自分の力量に合ったものから、徐々にその範囲を広げていくのだ、と。
「例えば、ひたすら抜歯を頑張る。すると、抜歯した後、どのようなブリッジや入れ歯を入れればいいか、患者さんに一番適したものは何か、を考えるようになります」
そのうちに、と、師匠は語りました。
「もっともっとよく咬める、インプラントはどうだろう、となるのはごく自然なことです」