親知らずは、なぜ親知らずと呼ぶか
2024.12.19
お口の中の一番奥、第三大臼歯、通称「親知らず」と呼ばれる歯があります。
最近の方はみなお口が小さいので、斜めに出てきたり、あるいは寝そべったまま埋まっていたりして、きちんと生えてこないケースが多いです。
それにしても、なぜこの奥歯だけ「親知らず」などと言うのでしょう。
二つ説を聞いたことがあります。
「そもそも生えてくるのが20歳前後。親が知らない間に生える。だから親知らずというんだ」
という説。もうひとつが、
「いやいや、ほれ、昔は人の寿命って短いじゃないか。だから子どもが20歳になるころには、その親は死んでいる。せっかく生えてきた歯も親の顔を見ることがない。だから親知らずっていうんだ」
はたして、どちらでしょうね。
わたくしは、わびさび情緒のある後者の説の方が好きです。
昔からフォークソングや演歌が大好きなもので。
以上、今回はたわいのない雑談でした。