視診、レントゲン、模型ではわからない状況になった時で、機能的な面が大きく関与します。
・乳歯は抜けたが次の永久歯がなかなか生えてこない時。生えてこないことにはブラケットをつけられませんので、自由に動かすことができません。
・永久歯がねじれて(捻転して)生えてきた、抜けた乳歯の場所からかけ離れたところに生えてきた時。
・なかなか生えてこなかった永久歯がやっとブラケットをつけられる高さまで来た、と思ったら、今度は別の場所の乳歯が抜けて次の永久歯が生えてくるまで、また何か月も待たなければならなくなった時。レントゲンでは歯の生えてくるスピードまではわかりません。
・ブラケットがよくとれる時。食事時咬み方が乱暴、不適切な歯ブラシの当て方をする、指や舌でいじる、かなりの力で歯ぎしり、食いしばりをする、など外力をかけている時です。
・新たに生えてきた永久歯が先天性の疾患でブラケットがつきにくい歯質であった時。この場合は様子をみて、どうしてもブラケットがすぐ取れるならばよくくっつくジャケット冠を製作します。その際は別途料金がかかります。