二次元のセファロと三次元のCT どちらがリアル③
2025.01.27
レントゲンには大雑把言って、正面から見たオルソと、横顔であるセファロがあります。
いずれにしても、骨や歯といった厚みのあるものを平らにした画です。
丸々としたお魚を開きにした、とでもいうのでしょうか。
矯正では、そのセファロが特に診断で重要、となっております。
が、いかんせん二次元、下のイラストのように立体感を出す影や光の加減はありませんから、歯の根っこの曲がり方、見にくい位置の埋伏歯、根っこ周囲の骨の厚み、神経や上顎洞(鼻の横にある骨の中の空洞)までの距離、などを正確に把握するには限界があります。
しかしそこまで、ばっちりリアルにわかるのが、三次元のCTなのです。